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「2018年から軽自動車の保険料が2倍になるかもしれないってニュースで見たけど本当なの?」
軽自動車の自動車保険は、自家用小型乗用車や自家用普通乗用車に比べて安くなっています。

しかし、2018年に改定を予定している「型式別料率クラス」導入によって、保険料が大きく変わる軽自動車も出てくるかもしれません。
今回は、軽自動車の保険料改定について触れてみたいと思います。
軽自動車以外の保険料は、型式別料率クラスで決定されている

まず、軽自動車以外の自動車の保険料ですが、現在「型式別料率クラス制度」が使われています。
詳しくは、以下の記事を参照してください。
※参照(自動車保険の車両料率クラスとは?車によって保険料が4.3倍も違う!)
簡単に説明しますと、車を型式別に分け、その型式が年間でどのくらい保険金の支払いがあったかによって「1から9」の数字が振り当てられます。
その数字が、その型式車種の危険度として、保険料へ影響する制度です。
ちなみに、数字の1と9では、保険料は4.3倍も変わってきます。
一般的には、小型車やファミリーカーなどの数字が低く、スポーツカーなどの数字が高い傾向があります。
数字が高い車は、事故を起こす人が多いということも言えるでしょう。
軽自動車には、型式別料率クラスが無い?

では、軽自動車はどうでしょうか。 現在、軽自動車の保険料には型式別料率クラスは適用されていません。
ですから、どの軽自動車を選んだとしても保険料は全く同じなのです。
※車両保険の金額や割引装置による保険料差額は出ます
ですから、ファミリータイプの軽自動車でも、スポーツタイプの軽自動車でも保険料の基本は同じになります。
軽自動車にも2018年から型式別料率クラス制度が導入される
2017年2月14日に、日経新聞で以下の記事が出ました。
損害保険各社は自動車保険の保険料に車種ごとの事故率を反映させる仕組みを軽自動車にも導入する方針だ。軽の保険料率は現在は車種に関係なく決まるが、新たな料率は最大で2倍程度の差をつける。自動ブレーキの搭載車の保険料を10%前後安くする制度も乗用車を含めて導入する。
損保各社でつくる損害保険料率算出機構と日本自動車工業会が詰めの協議をしており、月内に合意する見通し。2018年をめどに導入する。
(http://www.nikkei.com/article/DGXLASGC13H0E_T10C16A2MM8000/)
「軽の保険料率は現在は車種に関係なく決まるが、新たな料率は最大で2倍程度の差をつける。」
つまり、型式別料率クラスを導入します。という意味ですね。
これによって、安くなる軽自動車と高くなる軽自動車が出てきますが、これらの保険料差額が最大で2倍程度になるという事のようです。
2018年と報道されていますが、長年損保業界にいた私としては、早くて2019年実施だと思います(笑)
現に、損害保険協会が発行している資料によると、2020年1月に導入を目指すなんて書いてありました。
ともあれ、軽自動車にも型式別料率クラス制度が導入されることだけは間違いなさそうです。
軽自動車の保険料が上がるって本当? まとめ
軽自動車に型式別料率クラス制度が導入された場合、保険料が安くなる人も、高くなる人もいます。
ただ、一般的に言うならば、保険料支払いの実態に合った保険料になるわけですから、より「正しい保険料」に近づくわけです。
ファミリータイプは、より安く、スポーツタイプはやや高くなる傾向になるでしょう。
ただし、その差額は2倍以内で調整されるようですから、(軽以外は最大4.3倍)軽自動車の保険料における優位性は維持されるのではないでしょうか。
まだ数字が決定していませんが、恐らく、高くなる軽自動車でも小型乗用車より高くなることは無いと予想しています。
改定がされる年度の自動車保険更新で、安くなる人は素直に喜びましょう。
代理店目線でいうと「制度改定で保険料アップ」はとても困るのです。
「事故起こしてないのに勝手に保険料上げるな。安い通販に変えるぞ!」と言い出す人が必ず出てきますからね。
事故を起こしていないのに前年より保険料が上がるケースは、このような制度改定か、「その車の料率クラスの変動」があります。
軽自動車の場合、保険料が安いことが多いので、代理店に年に一度「同じで継続」と一言だけの人も多いかと思いますが、軽自動車だからこそ、通販型を選択肢に入れても良いと思います。
経済的コストを理由に軽自動車を選んでいるのに、保険料は削減しないなんておかしいですしね。
是非一度、無料の一括見積もりなどを試してみることをお勧めします。

