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「よりによってタクシーと事故を起こしてしまった・・・どうしよう・・」

今回はタクシーとの事故について触れてみたいと思います。
よく言われている噂に「タクシーは無保険で、タクシー会社が払うことになるから、すごく支払いを渋られるよ」があります。
この噂は本当なのでしょうか?
タクシー会社が無保険という噂は嘘 しかし・・

実はタクシー会社(特に大手)は、無保険という時代がありました。
「保険なんてかけなくていいや」ではなく、その方が、経営的にプラスだったからです。
大手になると、保険料は数億円以上になってしまいます。
例えば年間保険料が10億円だとした場合、保険に加入せずに専門事故処理部門を作り、会社負担で事故の賠償金を払ったとすると、平均では3億円から5億円程度で済むと言われています。
そのため、保険に加入しない会社が、車の台数が多い大手になるほど多かったのです。もちろん、タクシーだけでなく運送会社も同じ状況でした。
しかし、大手は支払い能力があるのでよいのですが、中小企業で車の台数も少ないタクシー会社の中にも無保険で営業している会社があり、そういった会社が死亡事故などを起こすと、支払えないまま倒産など、被害者保護がされていない状況もあったのです。
そのため2005年に国交省は罰則付きで、任意保険の加入(共済も可)を義務付けました。
条件は以下になります。
・対物賠償200万円以上
※違反事業者には、車両使用停止の処分があります。
上記の通り、現在ではタクシーは無保険ではないことになります。
しかし、ここおかしいぞと思った方もいるはずです。
「去年タクシーと事故を起こしたけど、タクシー会社が保険使えないので、会社で対応すると言ってその後もすごく揉めたよ・・」
タクシーとの事故で、相手の加入している保険会社が出てくるケースは少ない現実があります。それはなぜでしょうか?
タクシー会社の対物免責(自己負担)は30万円

実は、保険の加入は義務化されていますが、対物の免責(自己負担)に関しては30万円まで認められているのです。
そのため、ほとんどのタクシー会社で対物の免責を30万円に設定し、保険料を安く抑えています。
つまり、事故の際にタクシー会社が払う金額が30万円以内であれば、タクシー会社が直接すべて支払うことになり、任意保険の出番はないことになるのです。
もちろん、支払額が100万円だったとしても、保険会社70万円、タクシー会社30万となり、どちらにしてもタクシー会社は負担することになります。
タクシー会社と事故を起こすと揉めるのは事実

対物免責が高いタクシー会社は、少しでも会社の損害を減らすため、過失割合などもかなり無理なことを言ってきます。
きちんとした保険に入っている人同士の事故の場合、過失割合がどうあれ、契約者が支払うわけではないので、割とスムーズに解決します。
しかし、相手がタクシーの場合はそうはいきません。実際に私も相手がタクシーの事故処理を何度も経験していますが、かなりひどいものです。
特にタクシー側の過失割合が、高い場合が悪質です。普通に行けば80対20の事故を、50対50を主張。
それが通らないなら、後は放置されるなんてことは日常的にありました。
そうなると、結局裁判をするしかないのですが、裁判をするまでの請求金額ではないと判断すると、そのまま時間だけが経過していきます。
そのあたりを計算しての「放置」なのです。
最終的にどうなるかというと「自損自弁」になってしまいます。
※自分の損害はお互い自分で負担しましょうという結論
結果、タクシー会社は支払いを節約できました。となるわけです。
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どうしても裁判を起こしたい場合には、弁護士費用特約が使えます。
相手からもらえる賠償金の額に関係なく使えるので、こういった相手と徹底的にやりたい方は特約追加しておきましょう(笑)
すべてのタクシー会社が悪いとは言いませんが、少なくともタクシー会社の事故担当者は、「事故のプロ」だと思いましょう。
それもグレーなことも普通に使ってくるプロなので、なかなか手ごわいのが事実です。
タクシー会社以外にも「個人タクシー」があります。個人タクシーでよく言われるのが、事故を起こすとどんな軽い事故でも必ず「人身扱いで休業される」ということです。
こういったことは確かにあります。
個人タクシーの人は、車を修理してしまうとその間仕事をできませんから、そのあたりの損害を、「ケガ」で取りに行こうとする人が大半です。
おそらく、業界内でそういった「事故対策?」みたいなものが浸透しているのでしょう。
どうやってタクシーとの事故に備えたらいいの?

色々書いてやや脅してしまったかもしれません。では、タクシーとの事故にどのように備えたらよいでしょうか?
実は簡単です。
これだけになります。
車両保険を付けてさえいれば、タクシー会社の主張などどうでもよくなるのです。
どういうことなのか説明します。
タクシー会社との事故で、過失割合で揉めるとします。しかし車両保険さえついていれば、揉めるのはあくまで「タクシー会社VS保険会社」になるのです。
タクシー会社が無理な主張をしたとしても、それによって損をするのは保険会社であって、あなた個人ではなくなります。
あなたはそんなことは放っておいて、車両保険を使って修理をしてしまい、事故のことなど忘れてしまえば良いのです。
もし、車両保険が付いてないとすると、修理費は相手の過失分しかもらえない訳ですから、相手の無茶な主張にイライラし続けることになります。
「でも車両保険は高いでしょ?」
そう思う方も多いかもしれませんが、エコノミー型で更に免責などを工夫すれば、車両なしの保険料と大差なしと言うこともあります。
※参考(一般車両とエコノミーを安くする裏ワザ)
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さらに車両保険を付けたとして、少し見直すだけでもしかしたら今支払っている保険料より安くなるかもしれません。簡単な入力項目を埋めるだけで、保険料がいくらになるかわかるので是非一度お試しください。
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※保険会社との対応はほぼメールでの対応となるので、無理な勧誘などは一切ありませんのでお気軽にお試しください。
参考:自動車保険ランキング
車両保険には、こういったトラブルから身を守れる意味もあるのです。
タクシーは無保険なので事故を起こすと大変って本当? まとめ
今回はタクシーを中心に書きましたが、「営業車」と事故を起こすと揉めるのは事実です。
個人的には、タクシーより運送会社の方が大変なことが多いと思います。
トラックとの事故で、相手がトラック共済だったので、まともに対応してくれるかと思っていたら、あり得ない主張でびっくりしたことがあります。
※物損事故で警察を呼ばなかったのが致命的なのですが、そんな事故は無かったと主張され終わってしまった。
自動車事故の相手は選べません。営業車もいれば個人の無保険車も走っています。
そういった相手と直接やり取りするのはあまりにも大変ですし労力の無駄です。
このようなトラブルに巻き込まれないためにも、自動車保険できちんと対策をしておきましょう。
現在車両保険に入っていない人は以下に、保険料を安くする方法をまとめてあるので、保険料を上げずに車両保険を付保してみると良いと思います。
※(10万円も安い? 自動車保険を最安値にする裏ワザ集)
私の考えとしては「代理店型で車両保険なし」より「通販型で車両保険あり」の方が安心だと思います。
「車両保険あり」でも通販型の方が安いことも多いですしね(笑)

