【PR】
「自動車保険料が高すぎる・・最低限でいいから安くする方法ないかな。このままじゃ無保険にするしか・・」
現在、自動車保険の加入率は88%(共済等含む)と言われています。
自動車保険は加入するのが当たり前と思っている方が多い反面、現実として10台に1台は無保険で走っているのです。
もちろん、万全の補償にすれば安心は買えます。しかし、その保険料が払えないケースも当然あるでしょう。
今回は、「現在無保険」の人も対象に、本当に「最低限つけるべき補償」や、「自動車保険を安くする方法」を解説してみようと思います。
自動車保険において最低限つけるべき補償とは?
自動車保険は、大雑把に分けると以下の四つの補償からなりたっています。
2.傷害保険(自分や同乗者に対しての補償)
3.車両保険(自分の車に対しての補償)
4.その他特約(弁護士費用や個人賠償など)
最も大切な補償は賠償責任保険
この中で最も大切な補償が「賠償責任保険」になります。
相手のケガや(対人賠償)、相手のモノ(対物賠償)に対する補償です。
まず「対人賠償」ですが、相手を死亡させてしまったとき、ケガをさせたときに対象になります。
補償額は最大で数億円になりますし、1事故で相手が一人とは限りません。
続いて「対物賠償」です。こちらは相手のモノ(車がメイン)になるため、無制限にする必要は無いと思うかもしれません。
しかし、対物賠償も踏切事故や、大型店舗への突入などにおいて、数億円の損害が発生するケースがあります。
実際には、対物を1000万にしても無制限にしても保険料への影響は極わずかです。
こちらも「無制限」で付保しておきましょう。
最大損害額が分からない第三者に対しての賠償責任保険は、必ず「無制限」で付保しましょう。
保険に加入するかどうかの判断基準は、「何かあった時にその損害を負担しきれるかどうか?」になります。
負担できないものに関して、保険でカバーするのです。
※参考(保険の見直しで迷った時の解決法)
傷害保険は人身傷害を車内のみ補償で保険料を節約
次に自分や同乗者に対する傷害保険ですが、最低限で付保するのであれば以下の付け方が良いでしょう。
・搭乗者傷害保険は不担保(付けない)
人身傷害には、歩行中の自動車事故など、車外の事故も補償するタイプと、契約車両の中で起きた事故のみ補償するタイプに分かれます。
保険料を節約するのであれば、車内のみ補償型がよいでしょう。
保険金額も3000万円で十分だと思います。
搭乗者傷害保険は、人身傷害と補償がかぶるので、付保する必要はありません。
昔は搭乗者傷害保険しかない時代がありました。そして搭乗者傷害保険には色々と欠点があったため、それを改善して人身傷害保険が発売されたのです。
※参考(ドアに指を挟んでも対象?人身傷害保険を理解しよう)
車両保険はエコノミー型で高免責にする。もしくは付けない。
続いては車両保険です。車両保険に関してはあくまで自分の財物になります。
万が一、事故で全損してしまっても、車がなくなるだけとも言えます。
ですから、全損で車がなくなっても諦められる人はあえて車両保険は付けないという選択も当然ありだと思います。
ただし、自分が悪い事故を起こして車両が全損、車両保険もなしであれば、諦められると思いますが、以下のケースはどうでしょう。
「信号待ちで停車中に、無保険の車に後ろから追突されて全損。しかも相手は無保険で、財産もないので、何も取れない」
このようなケースは、到底納得できないと思いますが、ある程度の割合で起こる事故例です。
この事故でも自分に車両保険が付いていればそれを使うことが出来ます。
とはいえ、「車両保険は高いから無理」と思っている人も多いでしょう。
しかし、ちょっと工夫すれば、年齢条件などにもよりますが「数千円」の保険料で付けられるケースも多くあります。
最低限の車両保険の選び方は以下になります。
車両保険をエコノミー型にして可能な限り免責金額を上げる
エコノミー型にすることによって補償外になるのは「当て逃げ・自損事故」です。
例えば、自分で電柱にぶつけてしまった場合や、ぶつけられて相手が確認できない場合です。
その他の補償に関しては全く変わりませんが、保険料は格段に安くなります。
次に免責金額ですが、これは事故が起きて車両保険を使用する際に発生する「自己負担額」になります。
一般的にはゼロか5万円になっていますが、これを10万円や可能であれば15万円に上げることによって、驚くほど保険料は安くなります。
車両保険を安くする方法についてはさらに詳しく解説してありますので以下の記事をご覧ください。
免責を10万円にしても自己負担なしのケースなども書いてあります。
※(一般車両保険とエコノミーを安くする裏ワザ?)
その他特約は基本的に何も付けない
その他特約です。弁護士費用特約など、万が一の時に便利な特約はありますが、あくまで「最低限の自動車保険」と考えた場合は、すべて付けなくて良いでしょう。
付いていないことによって致命的なことになるケースは、ほぼないからです。
特約はあくまで、「あったら便利」と言ったものが中心です。ですから、最低限を意識するのであれば、付保する必要はありません。
ただし、後半の「保険料を安くする方法」で説明しますが、同じ特約と呼ばれていても、「家族限定特約」など割引に使える特約は積極的に使う必要があります。
あくまで、保険料が高くなる特約は付ける必要がないということです。
自動車保険を安くする方法
最低限の自動車保険の付保内容について解説してきました。
・人身傷害保険は3000万円で車内のみ補償型
・車両保険はエコノミー型高免責、または付けない
・その他特約も付けない
上記内容で、更に保険料を安くするために大切なのが、年齢条件や家族限定などの特約です。
この辺りは、内容を勘違いしている人がとても多いですが、保険料は大きく節約できるので、理解しておく必要があります。
「家族限定・夫婦限定・本人限定」などの特約も積極的に使いましょう。
「友人に車の運転を変わってもらう事があるから、限定はだめだ」と思っている方も、実は救済措置があって限定を付けられるケースもあります。
以下の記事で詳しく解説していますから、是非読んでみてください。
※(自動車保険の年齢条件で知っておくべきこと)
最後は通販型自動車保険を毎年一括見積もり
最低限の補償と、可能な限りの割引限定を選択したら、最後は通販型自動車保険の一括見積もりサービスを使って、最も安い保険会社を調べます。
通販型は安いことは知っているかと思いますが(代理店型の約半額)、通販型の中でも保険料には差があり、しかも条件によって順位が入れ替わってしまいます。
そのため、ご自身の条件で一括見積もりをするしか「最も安い保険会社」が調べられないのです。
入力も数分で終わります。本当に感心するほど便利なサービスが始まったと思います。
入力内容で迷った時は、以下の記事で入力の流れを解説していますから参考にしてください。
※(自動車保険比較 一括見積もりを使って安い会社を調べた結果)
自動車保険を安くする方法と最低限つけるべき補償 まとめ
今回は、現在無保険の人も意識して「最低限の自動車保険」を説明してみました。
私が代理店を現役でやっているのであれば、こんな説明は決してしないと思います。
補償を常にフルで付けてもらうのが仕事であって、安くなるとはいえ補償を限定することは、保険代理店としてはタブーだからです。
保険料が安くなって自分に入る手数料が少なくなるということもありますが、最も注意することは、安くなるアドバイスによって保険対象外の事故が起こってしまうことです。
安くなる時は当然喜んでくれますが、万が一事故が起きて対象外と説明したときには「このほうが良いって言われたから変えたんだぞ!」などと怒り出す人がとても多いのです。
代理店としてはこのようなリスクから身を守るためにも、常に「フルカバーの自動車保険」を勧めます。
「最低限の自動車保険」などもってのほかというわけです。
しかし、現実には最低限どころか「無保険の車」が10台に1台以上走っている現実があるわけで、そういった方に対し「フルカバーの自動車保険」を勧めるのは無理があると思います。
そういった方たちにも「最低限の自動車保険」があること。
保険料は想像しているより、かなり安いことを説明することによって、一人でも無保険の人が減ってくれれば、今回の記事を書いた意味があると思っています。
ぜひ上記の流れに沿って、見積もりを取ってみてください。周りから聞いていた保険料より圧倒的に安く、驚くこともあると思いますよ。
また、現在代理店型でフルカバーの自動車保険に入っている人も一度見直してみると良いでしょう。
例えば、フルカバーで10万円の保険料が、車両保険はつけたまま(エコノミー型)2万円になってしまうことも普通にあり得ます。
もちろんフルカバーは安心ですが、その保険が本当に必要なのかどうか、万が一の時に自分で負担できないものなのか、など保険の基本に立ち返ってみると良いと思います。
最大損害が見えないものはフルカバーで、最大損害が見えて、なおかつ自己負担可能であれば、基本的には保険料を節約して貯金する方が賢い選択と言えます。
自動車保険は内容によって大幅に保険料が変わります。ぜひ基本的な内容を理解してもらって、自分にとってベストは自動車保険を選んでください。