自動車保険基礎知識

自動車保険の車両料率クラスとは?車によって保険料が4.3倍も違う!

 
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車両料率クラスが変わったので今年の自動車保険料が高くなるって代理店に言われたけど、車両料率クラスって何?

今回は、自動車保険料率クラスについて解説していこうと思います。

 

本来はあまり契約者の方には関係の薄い保険料計算の部分ではありますが、場合よっては、料率クラスを参考に車を購入するなど、色々な使い方もあるので詳しく書いていきます。

 

自動車保険料率クラスってなに?

料率クラスとは、車の型式別に設定される、保険料算出の基礎となる数字のことを言います。

 

料率クラスは「車両料率クラス」「対人料率クラス」「対物料率クラス」「傷害料率クラス」の4種類があり、それぞれ数字の1~9の9クラスに分類されています。

 

料率クラスは、事故実績により毎年見直されます。

 

真面目に説明すると上記な説明になってしまいます(笑)

 

分かりやすく説明すると

 

「今年は、セレナの型式HC26の車で事故が多くて車両保険でたくさん支払いしたな。この車の車両料率クラスは来年一つ上げておこう」

 

「同じくセレナの型式HC26だけど、傷害保険の支払いは少なかったから、傷害料率クラスは一つ下げることにしよう」

 

このような計算を(損害保険料算出機構)が行っているわけです。

 

スカイラインとか、セレナなどの車種別ではなく、型式別ですから、同じスカイラインでもスポーツタイプになれば、事故率が上がり料率クラスが高かったりします。

 

※ポイント
型式別に保険料と支払い額のバランスを見るので、登録台数の少ない車ほど毎年料率クラスが変動しやすくなります。

 

 

料率クラスによって保険料はどのくらい変わるの?

では、実際に料率クラスでどのくらい保険料が変わるのでしょうが、目安となる計算式ですが
料率クラスが1つ上がると約2割保険料がアップする

 

具体的に、車両料率クラスで保険料がどのように変化するか見てみましょう。

※保険料はサンプルです。

 

ご覧の通り、料率クラス1と料率クラス9では、「4.3倍の保険料」になっています。

 

今まで一度も事故を起こしたことがなく、割引等級も20等級と最高なのに、なぜか前年より保険料がアップしていた経験がある方は、この料率クラスが上がったことが原因でしょう。

 

自分が事故を起こさなくても、同じ型式の車に乗っている人が事故を起こすと上がってしまうので、何となく理不尽な気もしますね(笑)

 

料率クラスを気にしても意味がないの?

料率クラスは、型式別の事故率で決定されるため、自分でどうにかできるものではありません。
ですから、基本的にはあまり気にしてもしょうがないでしょう。

 

気にするときと言えば、新しい車を購入するときに、「この車は車両保険が高いのかな?」などの目安に使える程度です。

 

しかし、料率クラスは毎年変わる上に、一般公開されていませんから調べようがありません。

 

どうしても知りたい方は、型式を伝えれば、代理店や保険会社で確認することはできます。

 

スポーツカー以外は車両料率クラス2~5が多い

型式毎に車両料率クラスを調べるまでは大変ですが、一般的な見分け方としてスポーツタイプの車は車両料率クラスが高めな傾向にあります。

 

その他の車に関しては、3か4の料率クラスが大半です。

 

料率クラスで保険料を気にするのであれば、料率クラス7以上の車を知っておけば十分ですから、車両料率クラス7以上になったことがある車を、紹介しておきます。

 

 

車両料率クラス7以上の可能性がある車種一覧

以下にご紹介するのは、その車種の中に含まれる型式が車両料率クラスで7以上になった年度がある車になります。

 

事故だけでなく、盗難の多い車が高くなる傾向もあります。
型式によっては該当しませんので、あくまで参考程度にご覧ください。

 

以下のような車両クラス料率が高い車で車両保険つけるときは工夫が必要ですから、以下の記事も参考にしてください。

一般車両とエコノミーを安くする裏ワザ?

 

トヨタ車

・レクサス(全般的に高め)
・セルシオ
・アリスト
・RAV4
・クラウンマジェスタ
・センチュリー

 

日産車

・シーマ
・180SX
・フーガ
・スカイライン(GT-Rのみ)
・フェアレディZ
・プレジデント

 

ホンダ車

・NSX
・S2000
・インテグラ
・シビック

 

三菱車

・ランサー
・ミラージュ

 

スバル車

・インプレッサ
・ビッグホーン

 

マツダ車

・RX-7
・アクセラ

 

輸入車

・ポルシェ
・フェラーリ
・ランボルギーニ