自動車保険コラム

初めての自動車保険を最安値にするおすすめワザ

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初めての自動車保険だから、おすすめの入り方を知りたい

 

初めての自動車保険で、補償の意味がよく分からないし、必要なものが分からない

 

今回は「初めて自動車保険に加入」される方に、自動車保険の補償内容の説明と、最安値にするためにはどこを削ればよいのか、具体的に説明していこうと思います。

 

初めての自動車保険でチェックする事①

同居の家族が自動車保険に加入しているか確認しよう。

 

初めて自動車保険に加入する際の割引等級は6等級からスタートになります。

 

ですが、もし同居の親族が自動車保険に加入していて11等級以上であれば、「セカンドカー割引」が利用できます。

 

これにより、7等級からスタート可能になり、保険料が2割程度安くなります。

 

更に、初めて自動車保険に加入する方の年齢が若い場合は、車両入替などを利用した裏ワザで、かなり保険料を抑えることも可能です。

 

詳しくは以下の記事を確認ください。
子供が免許を取ったら?パターン別自動車保険の最安値対策

 

 

初めての自動車保険でチェックする事②

補償内容を理解して、節約しよう

 

初めて自動車保険に加入する方にとっては、どの補償が重要で、どこなら削っても良いのか分かりにくいと思います。

 

以下に、補償内容と重要度を解説していきます。

 

相手への補償(対人賠償保険・対物賠償保険)

 

対人賠償保険(重要度★★★★★)

契約車両の事故により他人を死傷させ、法律上の損害賠償責任を負った場合に、相手方の治療費や慰謝料などを補償します。

 

対物賠償保険(重要度★★★★★)

契約車両の事故により、相手の車やガードレールなど他人のモノを壊してしまい、法律上の損害賠償責任を負った場合に補償します。

 

相手への補償は必ず無制限で!

 

対人賠償や、対物賠償など「相手への補償」を「賠償責任保険」と呼びます。これらの補償に関しては、保険料節約のために「保険金額を下げてはいけない補償」です。

 

対物を1000万円に下げても、それほど保険料に影響しませんし、店舗に突入して営業停止にしてしまうケースや、踏切事故などによって、対物賠償数億円支払いの事例も多く発生しています。

 

相手に対する法律上の賠償責任は、必ず「無制限」で契約しましょう。

 

自分や同乗者への補償(人身傷害保険・搭乗者傷害保険)

 

人身傷害保険(重要度★★★★★)

契約車両に乗車中の方が事故で死傷した場合などに、過失割合に関係なく、治療費の実費や精神的損害、休業損害などをお支払いします。

 

搭乗者傷害保険(重要度★)

契約車両に乗車中の事故により、自分や同乗者が死傷した場合に、保険金をお支払いします。搭乗者傷害特約(傷害一時金)と、搭乗者傷害特約(死亡・後遺障害)があります。

 

人身傷害は必須、搭乗者傷害はつける必要なし!

 

人身傷害は、自分のケガはもちろんですが、友人などを含めて搭乗中の人すべてに対する傷害保険です。

 

難しい話になってしまいますが、「過失割合に関係なく支払われる」ここがポイントで、相手との示談交渉が上手くいかないとしても、自分の保険ですべて被害を賄えます。

 

保険金額ですが、初めての自動車保険は保険料が高額になってしまうので、3000万円にしておくのが、良いでしょう。
多少上がっても大丈夫であれば、5000万円もおすすめです。

 

人身傷害保険に「搭乗中のみ担保特約」があります。

 

これを付けると「自分や家族が歩行中に事故にあった」場合などは補償されませんが、保険料は安くすることが出来ます。

 

あくまで自動車保険と考えた場合、歩行中などの傷害保険は必須な物とは言えませんから、「搭乗中のみ担保特約」を付けておくことで保険料を安くする方をおすすめします。

 

※ポイント(搭乗者傷害保険はなぜ必要ないの?)

私が保険会社に入社した当時は、人身傷害保険という商品は無く、自動車保険の傷害保険は搭乗者傷害保険で補償されていました。

 

しかし、搭乗者傷害保険には色々な欠点がありました。示談交渉トラブルで裁判などになると、相手からの賠償金受け取りが長期間保留され、その間自己負担で治療が必要なケースもありました。

 

その様な欠点を解消するために発売されたのが「人身傷害保険」なのです。こちらは責任割合に関係なく自分の保険からすべて支払われ、その後保険会社が相手に請求するという流れになっています。

 

つまり、搭乗者傷害保険の弱点を改善したのが人身傷害保険になるため、人身傷害保険を付けている場合、搭乗者傷害保険は必要ないことになるのです。

 

自分の車の補償(一般車両保険・エコノミー車両保険)

 

一般車両保険(重要度★★★)

契約車両が事故で壊れた場合や、いたずらされた場合などに修理費などを補償します。
火災、盗難、台風、洪水なども補償されます。

 

エコノミー車両保険(重要度★★★)

契約車両が事故で壊れた場合や、いたずらされた場合などに修理費などを補償します。
火災、盗難、台風、洪水なども補償されます。

 

ただし、以下の損害は担保されません。

・車以外の他物との衝突
・当て逃げ
・転覆、墜落

 

保険料への影響が最も大きい部分、エコノミーや免責で工夫!

 

車両保険は、選び方によって最も保険料への影響が大きい補償です。

 

一般車両ですべてをカバーするのはもちろん安心ですが、初めて自動車保険に加入する場合は割引もないため、驚くような保険料になることも少なくありません。

 

例えば、「20歳で、スポーツカーを買い、初めて自動車保険に一般車両で見積もりを取る

 

こんな場合、保険料は60万から100万円程になります。

 

とても、払える金額ではないですよね。かといって単純に車両保険を諦めないでください。

 

上記のケースでも、車両保険加入で保険料を半額以下にする方法があります。

 

以下の記事で詳しく説明しているので、是非ご覧ください。
一般車両保険とエコノミーを安くする裏ワザ?

 

 

その他オプション(弁護士費用・個人賠償など)

 

弁護士特約(重要度★)

自動車にかかわる事故にあった場合、ケガや車・モノの損害に対する賠償請求を弁護士に委任する際にかかる弁護士費用や、法律相談費用等を補償する特約です。

※日常生活の事故も補償範囲としている保険会社もあります。

 

個人賠償責任保険(重要度★★)

日常生活において、第三者に対してケガをさせたり、モノを壊すなど、法律上の賠償責任義務を負った場合に補償します。

 

弁護士費用は安心料、個人賠償は火災保険などで付保していないか要確認

 

弁護士特約も一昔前にはない特約でした。この特約が活躍するケースが、いわゆる「もらい事故」です。

 

例えば、踏切で停車中に後ろから追突されたなど、こちらに過失がない事故の場合、相手の支払いに対して納得がいかないとしても、自分の保険会社は何も出来ませんでした。
※弁護士法に抵触するためです。

 

結果的に、自己負担で弁護士に相談するなどの対応になっていたため、この特約が新しく発売される流れとなりました。

 

正直言ってそれほど活用される特約でもありませんが、安心料としては悪くないと思います。
保険料の節約を優先する方は、外しておきましょう。

 

また、個人賠償責任保険ですが、加入しておけば「家族」も補償対象ですし、補償範囲も非常に広いので、加入したほうが良い保険の一つです。

 

ただし、色々な保険の特約になっているので、火災保険や、傷害保険、クレジットカードなどに付いていないか確認をしておきましょう。

 

イメージしやすいように、個人賠償責任保険の支払い例を書いておきます。

・子供が野球で、他人の窓ガラスを割ってしまった。
・飼い犬が、人を噛んでしまった
・マンションで水が溢れ、下の階に損害を与えてしまった
・自転車で歩行者にぶつかり怪我をさせてしまった。

 

その他細かいオプションは、各社色々発売しています。例えば「身の回り品特約」や「事故時レンタカー費用特約」などです。

 

しかし、初めて自動車保険に入る方は、出来るだけ最低限のシンプルなプランに入ることをおすすめします。

 

最低限の補償とは、どう考えればよいのでしょう。

 

 

最低限の補償=損害が起きた時に自己負担で支払い不可能な部分の補償

この考え方が基本になります。

 

対人賠償は当然必要になりますし、「身の回り品特約」や「レンタカー特約」は必要ないことがご理解いただけると思います。

 

一見大切そうな「弁護士費用」より「個人賠償責任保険」の方が大切な理由もそこにあります。

 

車両保険も同じ考え方で、必要な方と、必要ない方に別れるでしょう。

※参考(保険の見直しで悩んだ時の解決法

 

 

初めての自動車保険でチェックする事③

自分の条件でどこの保険会社が最安値か調べよう

補償内容についてはだいぶご理解いただけたと思います。

 

その上でやるべきことが保険会社選びです。「どの保険会社が最安値ですか?」とよく質問を受けるのですが、「条件によって変わります」としか答えられません。

 

実際に色々な条件で見積もりを取ってみると、最安値の保険会社は変わります。

 

そうはいっても、色々な保険会社に見積もり依頼をするのはかなり大変ですね。

 

私自身、今現在加入しているのは「ソニー損保」ですが、初めて加入する際は、他では見積もりを取りませんでした。

 

理由は、単純に「面倒」だったのと、「通販型」なら大差なく安いだろうと思ったからです。

 

画期的な一括見積サービスがスタート

実は、私がこのサービスを知ったのは2017年に入ってからなのですが、ほとんどの保険会社の見積もりを一括で行ってくれるサービスがスタートしました。

入力時間は3分程度で、その場で各社の見積もりが見られます。
※面倒な電話勧誘などはないサービスなので安心してください。

 

 

私の例で言えば、今までソニー損保の保険料試算画面で入力していたことと同じ手間で、一気に10社以上の見積もりを見ることが出来ました。

 

結果、現在加入の条件においては、最安値の保険会社とソニー損保に2万以上差があることを知ったのです。

 

代理店だった私は、代理店型の自動車保険しか扱っていなかったので、通販型にここまで保険料差があることを知りませんでした。

 

これから初めて自動車保険に入る方は、必ずこのサービスを使って最安値の保険会社を調べてから契約しましょう。

 

手間も、その後の面倒なことも一切ないので使わない理由はありません。

 

このサービスは、通販型だけではなく、代理店型の自動車保険見積もりも取ることが出来ます。代理店サービスの方が安心だと感じる方も、見積もりが取れるので便利です。

 

ただし、保険料は倍近く差が出ると思いますので、覚悟は必要です。

 

私は代理店型自動車保険を「贅沢品」だと考えていますが、経済的に余裕があるのであれば、サービスは間違いありませんから、贅沢品を選ぶのもありでしょう。

※参考(自動車保険で通販型と代理店型の違いとは

 

 

 

初めての自動車保険を最安値にするおすすめワザ まとめ

今回は、初めて自動車保険に加入される方に読んでほしい内容をまとめてみました。

 

初めての自動車保険とは言っても、購入した車の種類も違えば、運転される方の年齢も違います。当然保険料にも大きな差が出てきます。

 

ですから、上記内容を理解していただき、その上で保険料と相談しながら補償を選んでいくことが、最もおすすめな方法です。

 

生命保険などに比べて自動車保険は、「保険を使用する可能性」が高い保険商品です。

 

良く理解したうえで、万が一の時に後悔しないように、必要な補償、不必要な補償を、きっちり分けて契約するようにしましょう。